日本人が一生のうちにがんと診断される確率は2人に1人。国民病と言われながら、その治療法について詳しく知らない人がほとんどです。そこで、抗がん剤治療のパイオニアであり、「がんの総合内科医」として、検査の相談から治療方針の決定、緩和ケア、治療費の助成アドバイスまで、日々、患者の生活の質を支える医療を実践している勝俣範之氏が、「いちばんやさしい、がんの入門書」をまとめました。納得する治療を受けるための病院選びから、チーム医療の医師やスタッフとのコミュニケーションの取り方、ステージによって変わっていく治療の目的、代替医療、緩和ケアについてなど、患者と家族が最も知りたかったこと、知らなかったことまで、丁寧にわかりやすく解説します。特に、第5章では、治療と仕事の両立の工夫や、治療費を助成する公的制度、ことに「障害年金」の申請方法まで徹底的にガイド。がんと診断されても、焦らず、慌てず、諦めないための、すぐに役立つ、決定版です。