妖怪に関する膨大な資料を蒐集する、長身色白、端正な顔立ちだがやせぎすの青年、絶対城阿頼耶。白のワイシャツに黒のネクタイ、黒の羽織をマントのように被る彼の元には、怪奇現象に悩む人々からの相談が後を絶たない。季節は春、新入生で賑わうキャンパス。絶対城が根城にしている東勢大学文学部四号館四階、四十四番資料室を訪れる新入生の姿があった。彼女の名前は湯ノ山礼音。原因不明の怪奇現象に悩まされており、資料室の扉を叩いたのだ――。四十四番資料室の妖怪博士・絶対城が紐解く伝奇ミステリが合本版で登場!※本電子書籍は、『絶対城先輩の妖怪学講座』全12巻を1冊にまとめた合本版です。※本商品は1冊に全巻を収録した合本形式での配信となります。あらかじめご了承ください。