出版社からのコメント
2020年以降は、新型ウイルスによるコロナ禍が発生。全世界に拡散し、国際政治にも波紋をなげかけ、日本でも大学も閉鎖、就職活動もオンライン面接が主流となり、採用する側も学生側も戸惑う事態が発生しました。その動きは、コロナの沈静化によって、キャンパスライフも日常を取り戻しつつあるようですが、油断は禁物のようです。
この本の読者である大学生のみなさんの環境も激変しました。長期間の休校、オンライン講義、就活も会社関係者とはオンラインでのやりとりがあっという間に普通のこととなりました。そのオンラインをめぐって不正な替え玉「面接」なども発生し新たな問題を起こしています。また2022年2月に勃発したウクライナ戦争によって、世界的なインフレ現象が起こり、経済の面で暗雲がこもりだしています。
ともあれ、オンライン面接といっても、所詮は会社関係者や面接官との「一(複数の場合も)対一の勝負」です。学生がわざわざ本社の面接会場まで出向くか、自宅で応対するかの違いはありますが、基本的な構図は不変です。なにも恐れることはないのです。
本書は、そんな変化にも対応した「オンライン就活」に打ち勝つための類書のない就活本です。是非、この一冊を熟読していただき、コロナ禍やインフレ経済にも負けることなく、就職戦線に打ち勝ってください。
著者について
津田久資(つだ ひさし)
1958年生まれ。東京大学法学部、カリフォルニア大学バークレー校経営大学院(MBA)卒業。博報堂、ボストン・コンサルティング・グループ、チューリッヒ保険で一貫して、新商品開発、ブランディングを含むマーケティング戦略の立案、実行にあたる。株式会社コンテンツ3監査役、August-a(株)代表(現・相談役)として、各社のコンサルティング業務に従事。また、マネジメントスクールや多数の企業内研修会において、ビジネスパーソンの論理的思考、戦略的思考の啓蒙にあたっている。著書に『あの人はなぜ、東大卒に勝てるのか』(ダイヤモンド社)、『超MBA式 ロジカル問題解決』(PHP研究所)、『出来る人ほど情報収集はしないもの! 』(ワック)などがある。雑誌「THE 21」「東洋経済」などへの寄稿も多数。
下川美奈(しもかわ みな)
1972年生まれ。日本テレビ報道局社会部副部長兼解説委員。早稲田大学政治経済学部政治学科卒業後、日本テレビ入社。報道局で警視庁クラブ、国税庁クラブ、社会部遊軍、警察庁クラブ、『ニュースプラス1』ディレクターなどを経て、女性初の警視庁クラブキャップに。その後、社会部デスクと兼務で、キャスターとして情報番組『スッキリ!!』『情報ライブ ミヤネ屋』『深層NEWS』を担当。2017年10月からはリニューアルした『スッキリ』のコメンテーターとしても活躍。著書に『テレビ報道記者』(ワック)がある。