<著者より>
本書の執筆を依頼された際、浮かんだ書名がこの『さまよえる韓国人』だった。
私にはこの言葉がすんなり腑に落ちる感覚があった。
韓国人は互いに「敵対」「反目」し、激しく「攻撃」し合っている。
アメリカの調査機関によれば「異なる政党支持者での紛争がひどい」と答えた国民が最も多かったのは韓国人と米国人だった(ともに90%=208P参照)。
フランス人65%、ドイツ人56%、英国人52%、そして日本人は39%。
確かに韓国人は、「さまよっている」と言えよう。
私は文大統領が韓国を「分断」し、「複雑骨折」させたからだと分析している。
次の大統領選に向けてさらに分断が進み、大統領選後も韓国は「さまよい」続けないか。
韓国人には「余計なお世話」と言われようと、この本が少しでも韓国の分断解消のヒントになれば幸いである。
また日本は、この「さまよう韓国」にどのような距離感で対応していくべきなのかも考えてみた。
<本書の内容>
韓国駐在12年、外交官生活の半分を韓国に費やした元特命全権大使だから分かるこの国の正体。
・なぜ韓国は「さまよい」続けるのか
・「イカゲーム」と「パラサイト」を地で行く韓国社会
・未だに甘えの反日~「なぜ日本は分かってくれないのか」
・「K防疫」~「日本に勝った」という麻薬
・IOCも呆れた東京五輪トラブルメーカー
・いったいこの国は誰が正義を担保するのか
・目に余る文在寅のBTS政治利用
・李在明が大統領になれば日韓関係はさらなる危機に瀕し、米韓同盟破棄、韓国核武装へ進む
・尹錫悦が大統領になって頑張って欲しいが、野党が6割の国会で政権運営は難しい
韓国は「文在寅の積弊」によって「進むも地獄、退くも地獄」に陥りかねない。
何とか「さまよい」を解消してほしい。
それが日本の国益でもある。