自立した品格のある老後を送るためにどうすべきか──
「若さ」「アンチエイジング」を追求する必要なし!
「喜怒哀楽」の数が人生を美しく磨きあげるのです!
現在83歳で「生涯現役」を貫く金さんから読者へのメッセージ──
今の自分に満足できるのは、歳をとることを肯定し、喜び、むだな抵抗をせず、むだに歳をとらないで来たからだろう。歳をとるのが楽しかった。
私は自分の上に美しく刻まれた年輪が自慢なのだ……私の葬儀では、祭壇には菊のような寂しい花ではなく、色とりどりの薔薇の花でかざってほしい。
でも、”そのとき”までは、もう少し待ってほしい。
まだ、数年は、少なくとも九十歳までは現役で働くつもりでいるのだから──。