2024年に起こる天文現象をわかりやすく解説した星空観察のコンパクトサイズのガイドブック。12ヵ月それぞれの月の星空の様子と、その月に起こる天文現象をわかりやすく紹介しました。
2024年に起こる天文現象として、5月5日の火星食(昼間)、8月10日のスピカ食、12月8日の土星食、2024年末から2025年1月初旬にかけての火星の大接近についても解説します。そのほか、ペルセウス座流星群やふたご座流星群などの主な流星群についてなど、2024年に起こる天文現象を観察できる時刻や観察方法について紹介しながらやさしく解説。天文観測の初心者でも、手にとってすぐにわかるように、写真や図版とともに観測する際のポイントを紹介しています。子どもから大人まで楽しめる一冊です。
2022年末に逝去された著者の藤井旭さんの「たくさんの人に、星の美しさや、星空を眺める愉しさ、そして夜空で起こる天文現象の壮大さを知ってもらいたい」という想いをつなぎ、本書は国立天文台の相馬充さんに監修を担当していただき、2024年版以降も継続して刊行いたします。
● 2024年の主な天文イベント
4月9日:メキシコ・アメリカで皆既日食
4月21日:12P/ポン・ブルックス彗星が明るくなる
5月5日:昼間の火星食
8月10日:宵の西空でスピカ食
8月12日:ペルセウス座流星群が極大
10月上旬:紫金山・アトラス彗星が肉眼彗星となる
12月8日:土星食
2025年1月12日:火星が地球に大接近