宇宙人(笑)と宇宙一めんどくさい男(笑)の恋の道行き
宇宙人は、真っ直ぐな気持ちでどかんと飛び込んでいくことの出来る20歳の青年で、宇宙一めんどくさい男は、過去の恋愛の傷が癒しきれていないモダモダな35歳の小説家。
歳の差もあって、二人の間には理解し合えない溝のようなものが広がっていたが、二人で日々を共に過ごしていくうちに、お互いのかけがえのなさにゆっくりと気づいて行く…。そんな二人の日々の会話のやりとりのテンポが大変小気味良く面白く、周りの人々とのやりとりも楽しく、ぐいぐいとお話が進んでいくのですっかり惹きこまれてしまった!
この二人が睦み合うシーンは、何であんなに面白いんだろう…。(笑)…まあ、宇宙人とめんどくさい男の交歓だからな…。生々しさは似合わないのかも。生々しく表現するのは難しかったのかも…。(笑)
話数と話数の間に挟まれている小説の切り取られた一部分が、確かに文学的BLの味わいを醸し出しているのかも。