第一王子の婚約破棄から始まる騒動が収まり、婚約者のグリエダとのイチャイチャで楽しい学園生活を送れると思った矢先に、義母のヘルミーナが王都に帰ってくるとの連絡を受けたセルフィル。
これまでの数々の無茶を省みると、鬼のように怒られるのは必至。
どうにか難を逃れようとヘルミーナの帰宅前に根回しをしようとしたが、ヘルミーナの方が一枚上手で怒られついでに一つの仕事を任される。
それは、第二王女の世話をしろというものだった。セルフィルとグリエダの前に生意気そうな幼女が現れ――。
「わらわはリリアーヌ?エルセレウム第二王女じゃ!」
「押し付けられたあぁっ!」