病院通いで本ばかり読んでいた少女ミクは、エルフの赤ちゃんに転生した。貧しくも慎ましく暮らす狩人の村で、丈夫な身体を授かったミクは、生後二日目でオムツを卒業し、四日目からは自分で歩いて村の中を移動するようにと教わる。どうやらエルフの世界は、赤ちゃんの成長が著しく早く、村の外に潜む魔物から身を守るためにも、一歳を迎える頃には狩りを教わる厳しさらしい。狩人のスキルを持つ子どもたちに囲まれながら、ミクが授かったのは植物育成・料理・薬師のスキルだった。前世でお世話になったお医者さんへの感謝から、今度は私が薬師として病に苦しむ人たちを助けたい!そう願った幼子は狩人の村を出て、森の向こうにあるエルフの町、アルカディアでの修業を目指すのだが!?