アーケンをその身に宿したティグルの裏切りによって、ジスタート王国の王都シレジアは陥落した。戦姫となったエレンとサーシャは王都を脱出した兵たちを率いて、西の国境にそびえるヴァンペール山を抵抗のための拠点とし「戦姫の娘」リュドミラが陣地の構築を指揮した。キュレネー軍と戦う方法を模索する中、黒弓の使い手アヴィンは、リュドミラが戦姫になることを望む。一方、ティグルは使徒セルケトによって、アーケンの器になるための儀式をほどこされながら、エレンたちを討つべくキュレネー軍を動かそうとしていた。絶望の世界で冥府の神に抗う魔弾シリーズ最終章、第二弾。