【黒薔薇姫】という小説の世界に転生した主人公エスターは、本来のシナリオではヒロインの妹を虐げる悪役令嬢だった。しかし転生したエスターは品行方正で思いやりの強い人物で癒しの異能により周囲の反応も小説とは異なって好意的だった。しかしそれに嫉妬した妹ミーティアは、エスターの婚約者ダニエルと逢瀬を繰り返しさらには婚約披露パーティーでエスターの異能を奪ってしまう。そこから物語のシナリオに戻るかのように、エスターには異能も婚約もなくなりミーティアや両親に虐げられる日々…。唯一心の癒しである病弱な親友”アデル”の元へ向かうと一緒に隣国へ行かないかと提案される。そんな生き方も素敵…と思っていた矢先、ミーティアの陰謀により冤罪を着せられ収容所送りとなってしまう。しかしアデルの使いが現れ、無事脱出するも待っていたのはアデルの死という残酷な事実。亡き親友アデルに成り代わり、ミーティアへの復讐を誓うも第二王子シリウスとの出会いでかき乱されていき――!?※本作品は小説投稿サイト「エブリスタ」で人気の「アデル~顔も名前も捨てた。すべては、私を破滅させた妹聖女を追い詰め、幸せをつかむため~」のコミカライズです。