死の恐怖、減量苦、騙し合い、勝利の喜び……
本物の騎手が“騎手の世界の真実”をありのままに描いた名作が復刻!!
第一章 ジョッキーはなぜ競馬新聞を読むのか
第二章 野次られていると、女にモテる
第三章 レース中、馬上で叫んでいること
第四章 死ぬのは、たぶん、そんなにつらくない
第五章 飢え、渇きとの戦い方
第六章 「営業しろ」とは言いたくない
第七章 僕はなぜ「負け組」になったのか
巻末インタビュー その後の崖っぷちジョッキー
ジョッキー引退からの17年間
さらに格差が生まれたジョッキーの世界
見習い騎手たちの現状
日本競馬の未来
崖っぷちから脱出するには?
※本書は2003年10月26日に株式会社光人社から発行された『崖っぷちジョッキー 負けてたまるか!』に「巻末インタビュー」を追加した復刻版です(「現・調教師」等の注釈は底本発行当時の表記になっています)。
【著者プロフィール】
谷中公一(やなか・こういち)
1965年、長野県生まれ。幼少の頃、親戚一同で見に行った高崎競馬場に感動し、騎手を志す。1985年、美浦・阿部新生厩舎所属のジョッキーとしてデビュー。柴田善臣騎手と新人王を争ったこともあれば、1993年にダッシュフドーで皐月賞に出場したこともある。2004年7月31日に引退。通算145勝。その後、調教助手、株式会社クラウンのマネージャーを経て、休養中心の育成牧場「K-oneステーブル」を開業。ラジオ日本のパドック解説やイベント出演などの活動も行っている。