猫カフェで働く「フォーク」の敦士(あつし)はまだ見ぬ「ケーキ」に想いを馳せながら、一人で性欲を発散する日々を送っていた。そんなある日、猫カフェにやって来た好青年な美大生・颯太(そうた)からデッサンモデルに誘われ、敦士は家を訪れることに。もてなしのケーキを颯太のフォークで口に含むと、何も感じない…はずが、なぜか美味しく感じられて――!?初めて味わう、極上の味。颯太が「ケーキ」であることを確信した敦士は「フォーク」の本能を抑えようとする。しかし、颯太から濃密なキスを与えられ――…。「ケーキ」×「フォーク」ハジメテづくしの甘くもどかしい恋の味。