※この電子書籍は紙版書籍のページデザインで制作した固定レイアウトです。
機械を動かすしくみを厳選し、3D画像と2D図で、そのしくみをわかりやすく構成・解説。
アタマの中で2Dと3Dを行き来することで、独創的な組合せを生み出す「思索の素」
身の回りにある機械は、各種機構の「しくみ」と、そのしくみの組合せ(メカニズム)によって動いています。機械を設計する上では、その「しくみ」と特性を、充分に理解する必要があります。
近年、製造現場におけるコスト削減のなかで、センサやアクチュエータ等、電力にたよらない「メカ」を見直そうという動きもあり、一方で生活環境の変化から、実物の機械に触れた経験のない工学系の学生も増え、「2次元の図から3次元の実物をイメージすることが難しい」(その逆も)との声も多く聞かれます。
本書は、機械設計に必要となる各種機械要素・機構を「3Dモデリング図」と「2D図」を同一ページ上に展開して、学習者が、その「しくみ」を、より具体的な形で「見てわかる」ように構成・解説しています。
序章 機械を動かす「しくみ」
01章 機械の部品
02章 四節機構
03章 スライダクランク機構
04章 クロススライダクランク機構
05章 立体機構
06章 四節機構の変形機構
07章 平行クランク
08章 平行運動
09章 近似平行運動
10章 パンタグラフ(縮図器)
11章 歯車および歯車機構
12章 変形歯車
13章 ベルト車とロープ車
14章 つめ機構
15章 カム
16章 ジェネバ機構および類似の機構
17章 ねじの活用
18章 ばねの活用
19章 摩擦を利用した機構
20章 軸継手
21章 ポンプ・送風機
22章 複合機構
23章 バランスと逃がし止め機構
付録 3Dでみるメカニズムの実際