パンデミックに伴う技術的、社会的、経済的な変化によって、組織の価値観(バリュー)の重要性がかつてないほど高まっている。価値観とは、物事の善悪を決めたり、重要性を判断したりするためのぶれない軸である。そのため、組織と従業員個人の価値観が一致すると、離職率の低下や生産性の向上などあらゆる面で大きな恩恵が受けられる。変化の絶えない時代を乗り越え、持続的成長を実現するためには、組織と個人の価値観を整合させる「バリュー・アラインメント」が欠かせない。本書では、それを実践するための5つのステップを紹介する。重要なのは、まず従業員の価値観を明らかにすることである。
*『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2023年4月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。