物心がついたころから、彼女には人には見えない『蟲』というグロテスクな寄生生物が見えていた。『蟲』は若い男女……とりわけ性欲が強そうな人間によく憑りつく。そのため彼女は、間接的に人間の発情の様子が分かるようになってしまっていた。「そんなにHなことがしたいのかしら バカじゃないの?」内なる欲望に晒され続け、人間そのものに嫌気がさしていた彼女。ところがある時、彼女は自分の左腕にも大きな『蟲』がへばりついているのを目にしてしまった! 慌てて振り払おうとするも、絡みつかれて逃れることができず、彼女は『蟲』の無数の触手に犯され公衆の面前で激しく発情しイキ狂ってしまう。