倒錯的なプレイをしてみたい――
秘密の願望はその夜、現実のものになった。
メアリーが部屋に入ったとき、夫は若い男性客とブランデーを楽しんでいた。
端整な顔立ちのその青年が言った。「こちらにおいでください。あなたをじっくり拝見したいので」
彼は近づいていったメアリーのドレスを腰まで引き下ろし、ペチコートを引きはがした。「いけませんわ……おやめになって……」
半裸の彼女を見つめる、青年と夫の舐めるような視線。
青年は慣れた手つきでコルセットの前のホックを外し、あらわになった乳首をつまんでひねった。
「奥さまは、好色な方でいらっしゃいますね」
「底なしの欲望の持ち主です。さあ、始めてくれたまえ。好きにしてくれてかまわない」
青年が瞳をきらめかせる。「デスクの上に身を乗り出し、もたれて」
言われたとおりにすると、ズロースのスリットを左右に大きく広げられ、ヒップを丸出しにされた。
ゆっくり、ゆっくりとヒップを這う彼の指が、そのとき不意に振り下ろされた。「ああ、痛い!」
洗練された外見とは裏腹に彼は容赦なかった。メアリーのヒップの隅々に強烈な打撃を繰り出し……。