「口を開いて。ぼくをいい気持ちにさせて」
やがて口いっぱい何か温かいものが広がって…。
エリザベスにある日、見目麗しい公爵との縁談が舞い込んだ。
後継ぎをもうけるため花嫁を迎えたいという公爵は、同性愛者だという噂。
その証拠に、いつもそばにアーサーという美青年がぴたりとくっついている。
いったいどうやって後継ぎをつくるのかしら?
そして、迎えた初夜。夫妻はベッドに入ったものの――案の定うまくいかない。
「ここで待っていてくれ」公爵はベッドを出て、自分の寝室へ。
なかなか戻らない夫が気になり、エリザベスが公爵の部屋のドアを開けると……
公爵の正面にひざまずくアーサーが、夫の一物を口ですっぽりと咥えている――!
ああ、なんてこと!
「ようこそ、リジー」アーサーは頭を傾け、エリザベスを見あげてにやりとした。
「こっちへおいで」
ハンサムで、美しく男らしい体つきの二人は猛々しい兵士のようだ。
エリザベスは陶然となって一歩前に踏み出し……。