皇帝廟での花嫁試験に合格し、田舎娘から皇太子・明の妃となってしまった雨蘭。後宮生活が始まり明からの愛が増すなか、恋愛に不慣れな雨蘭は明に気持ちを伝えようと一人奮闘していた。 そんなある日、雨蘭は皇帝の命で3ヶ月後のお花見会に皇太子妃として参加することに。本格的なお妃教育に加え、後宮では幽霊騒ぎが発生。明に想いを伝えるどころか、すれ違いの日々が続いてしまう。さらに、お花見会に招かれた隣国の皇子には、ある良からぬ噂があって――。田舎娘の大逆転後宮ロマンス第2巻!【登場人物】・雨蘭(ゆーらん)貧乏な田舎出身で家族を養うため都で仕事を探していたところ、皇太子の花嫁探しに参加することになり合格してしまう。並外れたポジティブ思考の持ち主で料理が得意。・明(みん)現皇帝の孫で皇太子。美青年だが女性が苦手で、皇帝廟では身分と容姿を偽っていた。口は悪いが面倒見の良い一面も。