間違いナシ!
それぞれの理由により、身体のつながりは持っていても相手に対して距離を置いていた二人が(出会い方がアレだったからということもあるw)、付き合いが長くなるにしたがってだんだん絆されて行って情が湧き、それぞれの理由の殻から出てもいいのだろうか、相手と距離を詰めて行ってもいいのだろうかと葛藤していた一巻目から、自問自答でしかなかった葛藤から踏み出して、付き合い始めることになった二人のその後が二巻目。
年齢的に大人なら、他人との付き合い方には慎重に距離を測る。ましてや、好意のある相手だったら、臆病にもなるし傷つきたくないと思うのは当たり前なこと。そういうデリケートな心の機微を、この本はとても繊細に表現してくれている。
だから。物理的な距離に、理性的には堪えられなくなってしまっての、普通の何でもない日の突然のプロポーズのシーンに泣けてしまった!
メロメロに溺愛して溺愛されている政田さんと、ちょいツンだけれど溺愛され溺愛している里谷くんの二人のLOVEに、読者は幸せにさせてもらえること間違いナシ!