香夜子は京都の長岡京市で小料理屋を営んでいる。かつて祇園のクラブで働いていた45歳の彼女は、年齢を熟した色気と媚びという武器に変える術ぐらい知っている。パトロンたちに男が喜ぶテクニックも教え込まれている。男とのセックスがとにかく好きで、これまでの人生で何度も男を寝取ってきた。20年ぶりに再会した正人に抱かれても欲望は満たされない。妹から寝取った夫の覚馬は以前セックスの喜びを教えてくれたが、今は仕事もせずに酒浸り。妹が病死してから、香夜子が何をしても反応しない。夫を刺激しよう好きでもない男に抱かれ、目の前でオナニーも見せつけた。「ほんまはあんたじゃないとあかん」。そう叫びたい気持ちを必死に抑え、覚馬の肉棒を手で包み、先端を親指と人差し指で挟むと、舐めてみるが……。