あらすじミュージシャンを目指していた橋口は、30歳半ばになっても芽が出ず、夢を諦めることにした。大学時代に共に歌い、今は喫茶店を経営している朝倉に会って、その旨を告げる。昔話に盛り上がりながら、10年前に離婚した妻・絵梨子を思う橋口。学生結婚をしたものの、数年で別れてしまった相手だ。と、店のドアが開き、誰かが入って来た。「え、絵梨子……」あの頃の面影を残したままの彼女がそこにいた。朝倉が気を利かせてこっそり呼んだのだ。そして絵梨子は、橋口にもう一度やり直せないかと言い……。