あらすじ大阪の病院で副院長をしている55歳の内藤省吾は、知り合いから奥浪美智香というナースが亡くなったらしいと聞く。省吾は一度だけ彼女と寝たことがあった。およそ25年前、当時20歳を過ぎたばかりの美智香は、その若さに似合わぬ妖艶さを漂わせていた。彼女が深夜勤務の時を見計らい、省吾はナースの仮眠室を訪れて、半ば犯すように身体を抱いたのだった。そんな若気の至りを思い出した省吾は、墓参りをするために彼女の実家である鹿児島を訪れ……。