あらすじ1960年代後半の、いわゆる学生運動が盛んだった頃。大学生だった“僕”も毎日のように活動に精を出していた。その中で、一人の美しい女性に惹かれていた。同じ演劇サークルに入っている佐野美代子という娘だ。だが彼女は、坂本という先輩に片思いをしているようだった。ある日、サークル内で芝居を披露することが決まった。ただし、主人公の女性が裸になって縛られるシーンがある、少しエロチックな内容であった。しかも、監督を務める坂本が、その主役に美代子を指名して……。