優秀な料理人であった32歳の河原光孝は、交通事故を起こして多額の借金を背負ってしまう。これ以上仕事を続けられないと判断し、27歳の妻・奈保子に別れを告げるのだが、その言葉を聞いた彼女は「私に考えがある」と言うのだった。そして奈保子は、銀座にある画廊のオーナー・小野真紀の元へ相談に行く。実は、真紀は金持ち相手に売春クラブを経営しており、奈保子も結婚前にここで身体を売っていたのだ。相談の結果、佐伯次郎という国際弁護士が金を貸してくれることに。ただし週に一回、奈保子は彼にSM調教を受けなければならず……。