大内晴英は33歳の保険外交員。仕事を活かして抱いた女は50人をくだらない。周りからは「人妻喰いの狼」と呼ばれていた。今日はショットバーで狩る女を探している。晴英は30代半ばの美女に狙いを定めた。明るい色に染めた髪が緩くウェーブして、肩先にかかっている。隙のないメイクが映える大人の色気を漂わせた美貌の持ち主で、着ているのは襟無しのジャケットとタイトミニを組み合わせた淡いピンク色のスーツだ。左の薬指にはめられた銀色の指輪が気になって、他の男たちは声をかけられないようだが、晴英は「誘われるのを待っているんだな」と考えて声をかけた。彼女の名は藁科梨恵。三姉妹の長女だという。言葉巧みに彼女を誘い、シティホテルへと連れていく。部屋に入ると、いきなり舌を絡ませてきた。スーツの下から赤いシースルーのパンティが現れて……。