宮崎俊一は41歳の高校教師。長年、テニス部の顧問をしている。今日は3年前に事故死した教え子・鎌田恒雄の墓参りに来ていた。その帰り、恒雄の妻であり、俊一の教え子でもあった瑞希に自宅へ招待される。相談があるという。教師としての理性と良識がブレーキをかけるが、会うたびに色香の増す瑞希の姿が頭からなかなか去らない。俊一は10代の生徒を性的な対象として見ることはなかったが、彼女はすっかり大人の女性になり、知らぬ間に俊一の好みのど真ん中に来ていた。何より俊一が少年時代から好きな黒い服が似合うのだ。自宅を訪問すると、瑞希は喪服から黒いワンピースに着替えていた。俊一の視線は吸い寄せられる。彼女は妙にお酒を勧めてくる。「私、ホントは先生のこと、好きだったんですから。本気で憧れてたんですよ?」。そんな告白を聞いて、俊一の理性は崩壊し……。