荒井谷健二は実家のクリーニング店を手伝う23歳。もっか修行中の身だが、客の人妻たちと懇ろになり、筆おろしまで済ませた。今日は大学の同窓会に参加するため、空路で金沢に向かっている。お目当てはキャビンアテンダント。このビーナスエアラインは美貌の乗務員が多いことが有名なのだ。健二の席はCAが対面で座る通称「お見合い席」。そこに座ったのは人妻CAの春川十和子だった。年の頃は30くらいだろうか。髪を綺麗に結いあげた品のある和風美人で、鈴の音のような澄んだ声が耳に心地いい。清楚な顔とは裏腹に、肉感的な肉体は思わずむしゃぶりつきたくなるほど。美しく並んだ歯列と艶めく唇が色っぽい。機内でジャケットの染み抜きを手伝ったことで、健二は彼女と仲良くなった。ホテルでバッタリと再会。一線を越えてしまうと、CAの制服に着替えてもらって……。