あらすじ病院で事務長を務める50歳の福島誠は、ナースから悩みを聞かされていた。入院患者である63歳の大谷が、見舞い客の亜由美と病室でセックスをしているらしいのだ。亜由美は水商売風の30女で、どう見ても妻には見えなかったが、ある理由から彼の世話をするようになったのだという。誠が注意を促すと卑猥な行為は無くなったが、皮肉なことに、その直後に大谷が死んでしまう。誠は亜由美と共に秋田へ向かい、大谷の遺体を家族に戻すのだった。その日の夜、宿泊先のホテルの部屋に、寂しさの募った亜由美がやってきて……。