あらすじ江戸橘町で古着屋を営む井根屋源兵衛は、御年五十歳。源兵衛よりも一まわり年下の山口屋信三郎から、人生をもっと楽しんだほうがいいと諭される。連れて行かれた先は、旗本のお屋敷だった。そこで、男女のまぐわいを覗き見させてくれるという。さっそく屏風に開いている穴から様子を窺うと、二本の大きな蝋燭に照らされた、一組の若い男女が見えた。女がおもむろに男の陰茎を頬ばり、さらに犬の交尾のような体位でつながるのを見て、久方ぶりに股間が熱くなっているのを感じる源兵衛だった。はたして回春の効果やいかに?