もしも突然、わずか数年の余命宣告を受けたら、残された時間、あなたは家族のために何をしますか ――?妻リッサと愛娘エマと暮らすガースは、毎朝娘のお弁当を作るイクメンパパ。お弁当の袋に、「その日のひと言」を書いた紙ナプキンを忍ばせてエマを送り出すのが日課だ。だが、エマが12歳になった年、ガースに腎臓がんが見つかる。翌年には前立腺がん。さらに腎臓がんも再発……。そしてついに医師より余命宣告を受ける。彼がエマの高校の卒業式を見届けられる確立は、わずか8%。この命が尽きるまでに、彼女に伝えたいことをすべて伝えることができないかもしれない……。ガースは決意する。たとえ自分に何があったとしても、エマが高校を卒業するまで「1日1枚」、彼からのメッセージを受け取れるようにしておこう、と。余命宣告を受けた父が紡ぐ、愛する娘へのメッセージ