川越登喜男は19歳の浪人生。まだ童貞で、勉強をしている時以外は女性の体のことばかり考えている。ある日、25世紀からやってきた時間局員のアンドロイド・恵夢に「各時代に飛んで、五人の女性を妊娠させて欲しいの」と請われた。なんでも、その女性の子孫たちは未来を担う人物らしい。快諾した登喜男は様々な時代を飛び回っていく。無事五人の女性を孕まし、最後にやってきたのは昭和50年(1975年)。今回は妊娠させるのが目的ではなく、セックスで生きる喜びを与えるのが役目だという。相手は三十前後の沖野乃梨子。どこか見覚えがあるなと思いきや、以前相手をした沖野小百合の娘だと恵夢に告げられた。それだけではない。実はこれまで妊娠させてきた五人は全員直系で、その子孫が恵夢だということも発覚し……。