35歳の伊吹則夫は細胞の研究を生業としている。生真面目な性格ゆえに人間関係は不得手で、研究所と自宅を往復するつまらない人生を送っていた。楽しみと言えば、隣家にやってくる家政婦の存在。シンプルな服装ながら、色白の整った顔、スタイルの良さに一目で魅了されてしまい、彼女を窓から眺めてはオナニーを繰り返していた。だが、やがて彼女と隣家との契約が切れてしまい、姿を現さなくなってしまったので、則夫は思い切って家事の代行を頼むことにした。彼女――生田良美は完璧な仕事ぶりで、どんな命令でも「承知致しました」と応えてくれる。長く家にいさせるために無理矢理命じた蔵書の整理も完璧にこなしてくれた。ある日、論文について所長と揉めてしまった則夫は、良美に当たり散らしてしまう。「俺がここでフェラチオしろって命じたら、してくれるのかよ!」彼女の答えはここでも「承知致しました」だった。則夫の欲望は決壊し、あんなことやこんなことまで命令して……。