あらすじ時代は江戸から明治へ。茗荷谷に住む28歳の戯作者・月影堂無三は、肥満体に坊主頭の丸眼鏡で、年齢以上に貫禄を持つ人物だった。そして何より、無類のセックス好きでもあった。そんな無三だが、色事相手の女武芸者たちが戦場へ行ってしまい、ここ数年は女日照りの日々が続いていた。ある日、近所に住む18歳の生娘・咲が、ブドウのおすそ分けにやって来た。何も知らない咲をだまくらかし、何とか処女を奪おうと企むが……。