何者かに襲われたレオナルド・ダ・ヴィンチは生死の淵をさまよっていた。そして、懐かしき母の姿と顔、声を聞く。マストロヤンニ医師によって一命をとりとめたレオナルドは、自身の人生の長さ、いつまで生きるのかを、マミア・ルナ・螢子(けいこ※螢の文字虫→火)とエル・ラ・クリスティンに尋ねる。「人の死は息を引き取ったその瞬間ではなく、自分を知ってる人がこの世から全部いなくなった時……一人でも自分を憶えていてくれる人がいれば……一人でも私が何をした人間か考えてくれる人がいる限り……私はまだ死んだ事にはならない……」と答えるマミア。この話を聞いたレオナルドは、果たして何を思うのか?一方、そのころ宇宙の崩壊断面は、いよいよ銀河系のウデの部分にまで到達しようとしていた。その後の時空が残っていることを疑問に思うミナミ教授は、マミアの研究成果を元に崩壊現象を食い止めようとするが……。