33歳の遊里は、美大時代の友人の個展を見るため銀座の画廊に出かけた。そこで、若い頃にアルバイトをしていた出版社の敏腕編集者白石と久しぶりの再会をする。むかし一度だけ酔ったときに口説かれたことがあったが、主婦となった遊里には、白石は遠い記憶でしかなかった。しかし、当時感じていた淡い憧れが甦ってきて、ホテルにチェックインしてしまう……。熟年になった白石の激しい愛撫に、熟れごろの遊里の体は、夫とのセックスでは味わえないエクスタシーを感じてしまう。けだるい余韻にひたっているところに、出張中の夫から電話がかかってきて……。