あらすじ32歳の竹宮君恵は、自分のことをファザコンなのかもしれないと感じていた。きっかけは、駅のホームで初老の男性に声をかけられた時のことだった。生島誠一と名乗る50代の男は、65歳で死んだ父親の十年前の姿に瓜二つだったのだ。人妻である君恵だが、父の面影を追い誠一に惹かれていく。夫が出張に出たある日、二人は箱根にドライブに出かける。レストランでワインを飲み、酔った君恵を介抱するためホテルへ。そこで二人はついに……。身も心も満たされた君恵だったが、誠一から衝撃の告白を受ける!