あらすじ西田幾多郎は,難解な論文を書き継いだ書斎の学者のイメージが強い.然し,西田は壇上に立ち,聴衆に熱く問い掛ける古代ギリシアの先哲の如き人でもあった.晦渋と評される自身の思想を解説し,何より哲学することの意義を知ってほしいの思いを込めた講演は,優れた西田哲学入門となった.「語る哲学者」西田の講演集をまとめる.