あらすじ当事者研究とは,自分と似た仲間との共同研究を通じて,等身大の〈わたし〉を発見すること,そんな自分を受け容れるものへと社会を変化させることを通じて,回復へと導く実践である.当事者研究の誕生の背景と方法論を紹介し,自閉スペクトラム症研究を例に,知識や支援法の共同創造が始まりつつある現状を報告する.