あらすじ「ユマニストの王者」として君臨したエラスムス.ヘンリー八世の統治下で大逆罪に問われて刑死したトマス・モア.その固い友情が,のちに伝説化されるまでになった二人の往復書簡全五〇通に,一六世紀ヨーロッパにおける知識人たちの知的活動,政局,文化交流の様子を読む.宗教改革の舞台裏を赤裸に語る資料としても貴重.