あらすじ誕生して百二十年余りが経過した映画は,地上のあらゆる言葉と音と映像を統合していくシステムといえる.誕生以来,製作と受容の在り方は恐ろしく多様化し,大衆娯楽にも総合芸術にもなりうるが,そのような映画という表象体系の持つ無限の可能性と論理を,その本質に自覚的な世界中の映画監督を切口に,改めて問い直す試み.