あらすじヒット商品は科学的な調査・分析によって理論的に生みだされたという物語は,開発現場での経緯と合致しないことが多い.合理的思考に内在するパラドクスを現代哲学・思想の成果を取り入れて検討し,ポスト近代の不可思議な消費を考察する.本書は,マーケティング論の基礎文献であるとともに,すぐれた現代文化論である.