本書は,ヘーゲル左派運動の総括として,マルクスとエンゲルスが自己批判をも込めて共同で執筆した未完の遺稿で,「唯物史観誕生の書」とも呼ばれている.本書は遺稿ゆえに種々のテキスト問題を抱えているが,今回厳密なテキストクリティークをし,信頼に足る邦訳の完成を目指した.文庫版ということも鑑み,読みやすさも追求した決定版.※この電子書籍は「固定レイアウト型」で作成されており,タブレットなど大きなディスプレイを備えた端末で読むことに適しています.また,文字だけを拡大すること,文字列のハイライト,検索,辞書の参照,引用などの機能は使用できません.