あらすじ激動の幕末維新を背景に大実業家・渋沢栄一(一八四〇‐一九三一)が疾風怒濤の青春を語る自伝.尊攘倒幕の志士→徳川家家臣→明治政府官僚→在野実業家と転身を重ねる著者の生き方は鋭い現実主義に貫かれた魅力をもち,維新変革をなしとげたエネルギーが生きいきと伝わってくる.実業家時代を概観した「維新以後における経済界の発達」併収.