あらすじなんだか地味でパッとしないカタツムリ.しかし,生物進化の研究においては欠くべからざる華だった.偶然と必然,連続と不連続…….木村資生やグールドらによる論争の歴史をたどりつつ,行きつ戻りつしながらもじりじりと前進していく研究の営みと,カタツムリの進化を重ねて描き,らせん状の壮大な歴史絵巻を織り上げる.