あらすじ『純粋理性批判』において認識原理の批判を行なったカントは「第二批判」とよばれている本書において道徳原理の批判を主題とする.義務のための義務を説いた崇高な道徳観が厳密な論理によって展開されているばかりでなく,その行論の間にこの哲人の深い人間洞察をうかがうことができる.倫理学史上の不朽の古典.