あらすじ神を畏れ敬うことこの上なく深く,道徳的にも信仰に於ても非の打ち所のない暮しを続けて来たヨブに神は次々と苛酷な試練を下した.罪なくして受けねばならないこの重荷の意味を問うてヨブは苦悩する.神の義に人間の義を対決させ問いつめる本書は,旧約の中でも際立った特色を持ち,文学,哲学等に与えた影響も特に強い.