あらすじマラルメ,ヴェルレーヌとならぶフランス象徴派の詩人ランボオ.その文学への訣別の辞ともいうべき『地獄の季節』,言葉の錬金術の実験室といわれる『飾画』は,彼の特異の天禀を示した代表作である.鋭い叡知と感受性,強烈な野性と独創的な技巧を奔放に駆使したこの天才詩人は近代詩史上の明星として輝きつづけるであろう.