あらすじ動乱のローマ帝政初期,皇帝ネローの教育係となったストア派の哲学者セネカ(前4頃-後65)は,のちにネローの不興を買い,自決せねばならなかった.ストア派の情念論を知るうえで重要な「怒りについて」と,「摂理について」「賢者の恒心について」を収録.白銀期ラテン語の凝集力の強い修辞を駆使した実践倫理の書.新訳.