あらすじジェンダー/セクシュアリティとは,私たちの生の,いかなる局面への名付けなのだろうか.それはどのような装置のもとで稼働し,なにを私たちの生にもたらしただろうか.こうした問題をミシェル・フーコーの『性の歴史』を糸口にして,「生の政治化」という視角から捉え直し,それが可能にする新しい自己の在り方を考える.